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大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
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2009年8月20日(木)16時45分~
池袋演芸場8月中席・夜の部
木戸銭:和服割引@2000円

▽前座 落語…間に合わず
▽奇術 松旭斉小天華
▽講談 神田京子、英語版浦島太郎+扇の的
▽落語 春風亭柳太郎、テレクラじいさん
▽落語 三遊亭遊雀、風呂敷
▽漫才 新山ひでや・やすこ
▽落語 三遊亭笑遊、ガマの油
▽落語 昔昔亭桃太郎、ぜんざい公社
<お仲入り>
▽落語 桂平治、おかふい
▽落語 桂歌春、ちりとてちん
▽太神楽 鏡味正二郎
▽講談 神田紅、高橋克彦作『ねじれた記憶』

最初は50人くらいだったが、
終演間際には80人超まで。

遊雀さんの演目は風呂敷だったが、お客のくしゃみや
帰っちゃうおばちゃんのことを
たくみに噺に織り込んで見事だった。
サゲまでたどり着かなかったが、ライブの醍醐味だ。
お客いじりでは、寿輔師匠と桃太郎師匠の双璧かも?
今では落語芸術協会の水にすっかりなじんだ感がある。

桃太郎師匠のぜんざい公社は知る人ぞ知る絶品だ。
個人的には通常のぜんざい公社は伸治師匠のものが好みだが
桃太郎ワールドは別次元の面白さ。
比較できない魅力に満ちている。
なお、北島三郎が歌うブンガチャ節の原曲は
youtubeで聴くことができる。
http://www.youtube.com/watch?v=hrpMXp8t2GA

平治師匠のおかふいは、これまた芸協の真骨頂。
往時の文治師匠の鼻欲しいなどとオーバーラップして
昔の記憶にトラックバックする感じは、まさしく感涙モノだ。
平治師匠は文治師匠ゆずりの源平盛衰記も見事だが、
鼻が欠けてプハプハ?した話し方の見事さは特筆すべきだろう。
あとに続く歌春さんは軽やかさに芸の美しさがある。

正二郎さんの太神楽もオーソドックスで安心感がある。
もちろん、最近では八千代&初音でハラハラするのも楽しいけどね。
ボンボンブラザーズ、キャンディーブラザーズ世代には
正二郎さんの高座は紅さんのヒザとしてしっくりくる。

これだけ盛り上がって主任にバトンを渡すのは
芸協の底力だ。
さて、トリの紅さんだが、
こちらはねじれたハート(桃井かおり?)で、
あたしの記憶も混濁している。
かつて資生堂で紅さんの対談を聞いたときは
お相手が高橋義夫さんだったので、
高橋克彦さんとの切り替えがちょっとむずかしいのだ。
池袋演芸場に向かう前に、
あわてて文春文庫で「ねじれた記憶」を読み返して臨む。
講談というより、むしろモノローグの印象が強く異色だったが、
師匠のパーソナリティがいかんなく発揮される演目とみた。

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