忍者ブログ
大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
06

1 2 3 4 5 6 78 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小村雪岱とその時代
~粋でモダンで繊細で~
埼玉県立近代美術館
会期:2009年12月15日~2010年2月14日

去年の秋から開催を知っていたのだが
結局終了間際に駆け込み。
JR北浦和駅の西口を出て北浦和公園へ。
ロータリーのビル1階にウエンディーズの店舗跡が
空き物件になっていた。

原画や木版画作品、書籍などが多数展示されており圧巻である。
個人的に好きな絵本画家、Lisbeth Zwergerさんの原画を見て
その絵のサイズのあまりの小ささに驚いた経験があるが、
小村雪岱の挿絵もかなりの細密画である。
ロットリングやミリペンのない時代である。
解説では白玉面相(筆)などを使って描いたとあったが、
相当な技能であったと推察する。

それにしても有名作品は昭和1ケタの頃の作品。
すでに満州事変が起きて、戦争の足音が近づいていたころ。
耽美的な作品がどのような受け止められ方をしていたのだろうと
ふと思いがよぎった。
 

PR
2010年2月9日(火)14時から
亀戸 カメリヤホール

仕事を休めず、会費@3000円のお別れの会には
参加できなかった。献花のみの受付は19時まで。

仕事を終え、地下鉄丸の内線、総武線を乗り継いで
なんとか18時40分に滑り込んだ。
亀戸駅を出て歩道を歩いていると常連さんとすれ違う。
会場受付では一凛さん、銀冶さん。
ロビーに飾ってあるチラシや公演案内はセンスがいい。
駿之介くんの案内で会場に入り
白いカーネーションを手向ける。
祭壇は鶴の翼をかたどったなかなか趣向をこらしてある。
駿之介くんと思い出話を二言三言。
あまりゆっくり話すこともできず挨拶だけをして会場を後にした。



2010年2月3日(水)19時
神田春陽、金原亭馬治、二人会 神保町らくごカフェ
木戸銭、当日券@2000円

▽神田すず 講談…桂昌院、お玉の父
▽金原亭馬治 落語…文七元結
▽活動弁士・坂本頼光
1)血煙 高田馬場
2)自作アニメ ヘブリスギョン岩月劇場その2
<お仲入り>
▽神田春陽 講談…中山安兵衛婿入り

この日は足を運ぶ予定はなかったのだが
本牧亭でお昼ご飯をたべたら、女将さんが
土曜会で春陽くんが「茶番」をかけたことを
いたく面白かったと賞賛していたので、ふと思い立つ。
用事をすませて神保町に駆けつけるも開演まであまり時間はなく
共栄堂でスマトラカレー、ポーク@900円を食す。

会場はスタッフを含めて30人ほど。
本牧亭の常連さんのお顔もちらほら。

この時期、文七元結を聞かされるのは重たいかな?というのが
私個人の事前の偽らざる気持ちであったが、
二つ目さんの勉強会だから、
気持ちをニュートラルにして聞いた。
活動弁士の坂本頼光さんは初めてだが、
アニメの登場人物がヘブリスギョン岩月さんに
似ているかどうかはわからないので
帰宅してからパソコンで少し調べてみる。

春陽くんは、ふっと地になって話すときに
落語でもなし雑談でもなしの春陽ワールドが炸裂する。
部分的に切り出すとあれっという気もするが、
トータルでのバランスはなかなか工夫がこらしてある印象。

【余談】
後ろの販売コーナーで、前から欲しかった内海英華さんの
女道楽のCDを購入。
 

2010年1月27日(水)18時30分
神田香織一門会(第三回)
上野広小路亭
木戸銭@2000円

▽前説 神田香織
▽神田織奈 伊達家の鬼夫婦
▽田辺駿之介(特別ゲスト) 師、一鶴の思い出
▽神田織音 報恩出世俥
<お仲入り>
▽外かんだ織鏡 ガマの油・炸裂
▽神田香織 佐野の鉢の木

40人前後の入りであったか。
この会は特に足を運ぶ予定ではなかったのだが、
前座の織史くんの去就に関することをよそで聞いたので
会で確認したほうが良いだろうと考えたことと、
駿之介くんが一鶴先生の思い出を語るというので
ちょっと聞いてみようかなと考えてみた。

早いチラシでは開始時間は18時だったが、
実際には開演時間は18時30分に繰り下げられていた。

香織先生の前説で、織史くんはご家庭の事情で
郷里に帰ったということがわかった。
前説の最後では織音さんと織奈さんが師匠の両脇に立ち
三人で、これからもよろしくご声援を、と
挨拶をする場面があった。

駿之介くんは明るい高座だったが、
悲壮感もなく、ほのぼのとした好印象。
亀戸のカメリアホールでのお別れ会の予定の紹介も。

織音さんの報恩出世俥は別名「正直車夫」。
正直者の車夫・小林正吉が稲垣という巡査の厚情にふれ
一所懸命に働くようになると
お客さんの反応が良くなって手間賃も増え
運が開けてゆくというもの。
ある日、人力車にあった忘れ物の財布を紳士が降りた場所まで届け、
そのときはお礼にと申し出のあった食事や大金を断り、
手間賃の五十銭のみを受け取る。
のちに、その紳士がある人に金を貸して抵当に十台の人力車をとったが、
結局貸したお金は返済されず、車が手元に残った。
そっくりその十台を正吉に譲ろうとの申し出があって、車引きの親方になり…。
その紳士は、薩摩藩士で明治の軍人・政治家の黒田清隆であったといい、
また、厚情を受けた巡査の稲垣氏に後年再開し、恩返しを果たす…。
織音さんの清廉なイメージそのままに、嫌味を出さずに見事に読む。

佐野の鉢の木は、何回も聞いた話であるが
日本講談協会の先生方と
香織先生の口跡はちょっと違う。
先代の山陽先生から稽古をつけていただいているはずだから
もとは一緒なのだろうけれどね。

この日は永谷で紫先生の講談教室の日だったそうで
終演後、二階で紫先生に目礼。
一階の出口で織音さんと二言三言ご挨拶。
2010年1月23日(土)19時
黒門町本牧亭
木戸銭@飲食代のみ

▽神田鯉風 夫婦餅

お客さんは11人。
初場所で朝青龍が1敗を守って優勝したこともあり、
相撲のはなしをマクラで少し。
夫婦餅はこのところ女性講釈師から聞く機会が多かったが
鯉風さんの読んだ夫婦餅は、男の心情をうまく表しており
工夫が感じられる良い構成だったと感じた。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
西南
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

60  61  62  63  64  65  66  67  68  69  70 
前のページ 次のページ
忍者ブログ [PR]