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大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
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2008年6月28日(土)13時~
花形演芸会#349 国立演芸場
@1800円

▽前座 落語・柳亭市朗…手紙無筆
▽落語 立川吉幸…元犬
▽コント THE GEESE
▽落語 三遊亭きん歌…だくだく
▽落語 柳亭市馬…松曳き
<お仲入り>
▽浪曲 太田ももこ、曲師:佐藤貴美江
     …明暗舞台 
▽落語 三遊亭全楽…錦の袈裟
▽講談 神田陽司…競走馬物語

陽司くんがトリとあって駆けつけたが
ざっと200人以上の入りは健闘でしょう。
観客席を見渡すと年配のファンの姿が多いように感じた。
肝心の内容ですが、正直な感想を述べると「もう少し頑張りましょう」と
感じざるを得ないものも多かった。
もっとも、花形演芸会がチャレンジの場所でもあり
高座の出来不出来が問題でないことは承知のうえである。

気の毒だったのはコントが事情により二人そろっていなかったこと。
相方の尾関くんがアキレス腱断裂で入院という話だったが、
休演も代演も選べなかったのだろう。
苦し紛れ?か高佐くんがパントマイムのような一人芸を披露していたが
果たしてこの選択が正しかったのかどうか。

秀逸だったのは市馬さんの中トリ。さすがの貫禄である。
小さん師匠の思い出話から松曳き、という展開は
定型のようだが、単なる回顧ではなく巧みに噺のマクラに
なっているところがこころにくい。
7月にCDを出すことを知っていると思しきお客さんも多く
美声ネタのところで客席から心得た拍手が入るところも
観客席との一体感がある。
市馬さんの噺のうまさは定評があるところだが
他の出演者のネタの邪魔をせず、さらりとしていて
しかも落語本来の楽しみも盛り込みながら
中トリを勤めるバランス感覚には脱帽した。

陽司くんはトリの大役を無事にこなし
巧みに客席を自分のペースに引きずり込んでしまった。
冒頭での挙手による調査では、今回初めて陽司くんを聴くというお客さんも多かった。
講釈場ではないのだから、競走馬物語という選択は間違ってはいなかっただろう。
 

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