忍者ブログ
大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
05

1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「春風亭一之輔独演会Vol.7」
一之輔のすすめ、レレレレレレレレ。

2014年2月7日(金)19時開演
なかのゼロ小ホール
木戸銭@3500円

▽入船亭小辰 落語…代脈
▽春風亭一之輔 落語…新聞記事
▽春風亭一之輔 落語…粗忽の釘
<お仲入り>
▽おしどり 音曲漫才
▽春風亭一之輔 落語…お見立て


「旬の芸人さんの高座は見るべし」だと強く感じた。
2012年に21人抜きの大抜擢で真打に昇進した勢いそのままに、
春風亭一之輔さんは今まさに脂が乗った落語家さんだと思う。
二時間半ほどのプログラムに、二つ目、色物も交えながら、
一之輔さんの高座を三席も楽しめるのは、独演会の醍醐味だろう。
一之輔ワールドにやや「胃もたれ感」を感じたことも正直に申し上げる。
ただ、芸人さんの高座は単発であれこれ批評してはいけないのが、
寄席ファンが心得るべき基本ルールだと個人的に考えている。
普段から一之輔さんの落語を聞き慣れていいない私にとっては、
お腹いっぱい」ぐらい聴いてちょうど良かったのではないかな。

一之輔さんの高座姿はどちらかというと地味だと思うが、
構成や噺のふり方はかなり個性的だ。
立川流とは異なる「毒」、古典なのに独自のくすぐりが入って
あたかも新作のように感じさせる技能。
お客さんはリピーターであっても新鮮さを感じるのではないか?
舞台袖と高座間の移動にやや性急な印象があり、
こちらは好みが分かれるかもしれない。
出囃子のあとはもう少し間を置いて、
喬太郎さんや三三さんのようにユルユル出てきて欲しいと思わなくもないが、
スピード感のある一之輔さんのスタイルにお客がとやかく言うことではないだろう。

やや広すぎるかな?という小屋のサイズ選択にも意気込みが感じられる。
正確には数えていないが、客席はざっと7割は
埋まっていた印象なので、400人超の入りだったか。
十年ほど前の落語ブームのころ、なかの芸能小劇場や紀伊国屋ホールで
人気落語家さんの独演会や企画落語会はチケット完売が常で、
開催間際に行きたいと願っても入場できないことが多かった。
運よく潜り込めた客席に座っていたときに、
春風亭昇太さんが高座で「大入りはありがたいが、
ここにきている方はほとんどがリピーターなんだよね」
とボソッと語ったことを記憶している。
間際でもチケットが買える、
興味をもった芸人さんの高座が当日券でも聴ける、
ということはとても大切で幸せなことだと強く思う。

ゲストについても言及しておこう。
小辰さんはマクラで、一之輔さんが大学生のころの話など、
今風の話のフリ方なのだろう。
ほのぼのした雰囲気で客席に落語を聴く姿勢を熟成させたあたり、
開口一番としてのテクニックがうまい。
オシドリはマコちゃんが福島第一原発事故に関連した活動で
クローズアップされがちだが、ケンちゃんとともに、
ごくごく純粋に音曲漫才で楽しめるのは良いことだ。
ケンちゃんの針金アートに対する客席からのリクエスト、
ひとつめが「富士山」だったが、ふたつめの「STAP細胞」は無茶ぶりだった。
それでも、ケンちゃんがどう曲げようか全く思い浮かばずに、
ステージの上で動揺する姿は、マコちゃんの突っ込みもあいまって、
申し訳ないが面白かった。
PR
第54回講談かぶら矢会
2014年2月4日(火)
17時50分開演
国立演芸場
木戸銭@前売り二千円のところ
招待券にて

▽宝井琴柑 弁慶、五条橋・義経との出会い
▽一龍斎貞山 寛政力士伝、谷風情け相撲
▽宝井琴調 変哲画人、北斎と文晁
▽宝井琴柳 義賊、鼠小僧・我慢比べ
(私事にて途中退出)
▽宝井琴星 日露戦争秘話、杉野はいずこ
<お仲入り>
▽宝井琴桜 義士外伝、小田小右衛門
▽宝井琴梅 愛想づかし

会場は三分の二超の入りで
200人超か。
この日は用事が重なり
無念の途中退出。
チェドックザッカストア浅草

▽ポーランドの琥珀展
▽ヤノフ村の織物展、織りつむぐ村のくらし
会期:2014年1月7日―26日
入場無料

チェドックザッカさんが
馬喰横山から移転して初めて訪ねる。
琥珀のペンダントをひとつ購入。
ヤノフの小さなタペストリーも手に入れる。
鹿の子しぼり~新春SHOW~
2014年1月21日(火)17時半開演
お江戸日本橋亭
木戸銭@チラシ割引にて千五百円

▽古今亭今いち 落語…動物園
▽春風亭昇吾 落語…犬の目
▽桂夏丸 落語…つる
▽春風亭鹿の子 落語…鹿政談
▽春風亭小柳枝 落語…井戸の茶碗
<お仲入り>
(所用あり途中退出)
▽日向ひまわり 講談
▽翁家喜楽・喜乃 太神楽
▽春風亭鹿の子 落語…藪入り

お客さんの入りは40人ほど。
ほとんどがご常連と思われるが
ひとり笑い袋のような女性がいて
小ネタにも爆笑する声も大きく
寄席らしい雰囲気に。
小柳枝師匠の「井戸の茶碗」は
軽やかで貫録のまとまりだった。
用事があり、残念ながら途中退出。

トリの鹿の子さん演目は
出演者ブログから取材。
日本講談協会定席
2014年1月19日(日)13時開演
上野広小路亭
木戸銭@チラシ割引にて二千円

▽神田みのり
▽神田紅佳
▽神田真紅
(途中入場)
▽神田あっぷる 地の果ての花嫁・王昭君
▽神田松之丞 正宗と村正、正宗の婿選び
▽神田紅 母里太兵衛
<お仲入り>
▽神田鯉風 宮本武蔵・狼退治
▽神田昌味 太閤記・柿のご意見
▽神田松鯉 出世の松飾り

お客さんはほとんどがご常連、
30人超の入りか。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
西南
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10 
前のページ 次のページ
忍者ブログ [PR]