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大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
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2011年8月19日(金)18時半開演
さんすくみの会
板橋ハイライフプラザ
木戸銭、予約@2000円

▽春風亭朝呂久 落語、饅頭怖い
▽神田織音 講談、野狐の三次、おいたち
▽柳家我太楼 落語、野晒し
<お仲入り>
▽神田織音 講談、出世浄瑠璃
▽柳家甚語楼 落語、船徳

お客さんは30人弱か。
昼間の雷雨、悪天も影響したか。
講談ご常連のKさんと
本牧亭の話などあれこれ。

二席目の引きごとで織音さんが述べた
徳川家康のことば、
「真(まこと)らしき嘘はつくとも、
嘘らしき真を語るべからず」
はなかなかためになる。

甚語楼さんの「船徳」は
個人的には、演出がよく刈り込んであると感じた。
なかなかシャープな印象で見事な出来。

次回の開催は12月ごろとのこと。

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浜松町かもめ亭 講談を聴く会
2011年 6月28日(火)19時
文化放送メディアプラスホール
木戸銭@3000円(全席指定)

▽立川こはる 講談…三方ヶ原軍記
▽日向ひまわり 講談…木村長門守、堪忍袋
<お仲入り>19:45-55
▽立川談春 落語…蝦蟇の油
▽神田阿久鯉 講談…天明白浪伝、おときと三次
21:10頃終演

………………………………………
文化放送のビルに入るので
セキュリティというか
案内はしっかりしているが
入館と退出がちょっと煩雑な印象。
空席が若干目に付いたので
140-150人程度の入りか。

こはるちゃんは修羅場読み。
釈台もなく本読みではなく暗記という点では立派だが
主催者のリクエストと思われるが
唄い調子というか読みが悪い。
いつまで聞かされるのかな、と思ったが
途中でシャツ姿の談春さんが高座袖から出てきて、
「こはる、ピッチが違うんだよ」と公開指南。
リズム、ピッチがどう違うのかを説明する。
いたたまれない気持ちにもなったが
「二人でお客さんに謝って降りよう」と
ごめんなさいをして高座を下がらせる姿は素敵。

ひまわりちゃんはDMをいただきながらも
私が高座を見に行けず不義理をしていたので
何年ぶりだろうか?
ショートカットでボーイッシュな印象。

談春さんは落語もさることながら
前段のマクラが楽しい。
志の輔さん、志らくさんのエピソードを話しながら
グレープの「無縁坂」の歌詞をもじってオチをつけたのだが
会場からは強い反応。
来場者の年齢層がわかろうというものだ。
こはるちゃんの三方ケ原がどうしてダメだったかの解説も秀逸。
チューニング、テンポ、ピッチが違うとどうなるか、
という視点から問題点を指摘していた。

阿久鯉ちゃん、読み出しからは稲葉小僧かな?とも感じたが
むささびの三次へ。40分ほどの熱演。

終演後は大門から増上寺方面へ進み、
この日東京電力の株主総会の会場となった
ホテルを眺めながら、三田線の芝公園駅へと歩く。

2011年4月15日(金)18時30分
さんすくみの会(第22回)
板橋ハイライフプラザ2階
木戸銭、予約@1800円

▽一龍斎貞弥 講談…牛若丸・弁慶の出会い
▽柳家我太楼 落語…道灌
▽柳家甚語楼 落語…棒鱈
<お仲入り>
▽口上 我太楼(進行)、甚語楼、織音
▽柳家我太楼 落語…花筏
▽神田織音 講談…赤垣源三、羽織の別れ

この日のお客さんは60人に迫る勢いだったか。
さすがに織音さんの真打昇進を祝う雰囲気。
貞弥ちゃんはしっかり読んでいたのだが、
途中でループしてしまいそうな危機もあった。
しかし堂々と切り抜けたのでたいしたものだ。

花筏は、織音さんが「提灯屋角力」としてかけた講談の
落語バージョンである。

口上はどうするのかなあと思っていたが
もうせんの手配の都合もあったのか
3人横に並んで立っての口上だった。
人数が少ないこともあり、
織音さん本人が挨拶するご愛嬌も。

織音さんの「羽織の別れ」は
日本講談協会であれば「徳利の別れ」と
呼ばれている演目。
お決まりのくすぐりが入らないなどの違いはあるが
筋立てはほとんど日本講談協会で聞くものと同じ。
かといって田辺派から聞くような、
討ち入り後に近所の町人が残ったお酒に
ご利益ありと押しかけるような場面もない。

ご常連のKさんと二言三言ご挨拶。

2010年12月25日(土)18時30分
さんすくみの会
板橋ハイライフプラザ
木戸銭@1800円(予約)

▽柳亭市也 落語、牛ほめ
▽神田織音 講談、新門辰五郎、火事場の大活躍
▽柳家甚語楼 落語、品川心中(半ば)
<お仲入り>
▽神田織音 講談、わんぱく竹千代
▽柳家我太楼 落語、芝浜

前日は歌舞伎を4時間見て、
夜は都内某所でパーティー
この日は朝から千葉県印西市を9キロ歩き、
ヒーリングヴィラ印西で、温泉に浸かって
ランチバイキングで美味しい食事とビール。
体力的にはほとんど限界が近かったが
開演5分前に滑り込んだ。

会場は40人ほどの入りであったか。
年配の女性やいかにも地元のおじさんたちが多い。
地域寄席の良いところだと感じる。

柳亭市也くん、ところどころ気になるところはあったが
取り組む姿勢が好印象。前座らしくていい。
甚語楼さんはこの手の噺は実に巧い。
織音ちゃんはしっかりした読み口で聞いていて心地よい。
我太楼さん、ストーリーのつなぎの部分で
ナレーションを読むような口調との印象も受けたが
あまり長時間にならぬようにと配慮があったのかな?
もう少しどーんと話してもらっても
お客としてはOKですよ。

2010年12月7日(火)19時
志の輔らくごあっぱれPLUS
成城ホール
木戸銭@4000円、全席指定

………………………………………
【第1部】
▽寒空はだか スタンダップコミック
▽遠峰あこ 歌とアコーディオン
 1)東京節
 2)おいちにの薬屋さん
 3)プッチーニ、わたしのおとうさんのメロディーで
  わたしの小田急線
 4)やあさかりんりん
 5)東京節
▽ダメじゃん小出 鉄トーク、寝台特急「富士、はやぶさ」号
<お仲入り休憩・15分>
【第2部】
▽立川志の輔 
 1)トーク 禁煙の話+沖縄公演の思い出 
 2)落語 徂徠豆腐
▽出演者+プロデューサーあいさつ
▽三本締め
………………………………………
志の輔らくごあっぱれPLUSは今回が3回目ということだが、
私が足を運んだのは今回が初めて。
事前に案内を見た限りでは地域寄席の拡大版かな?とも思ったが、
いざ会場に入ると、観客席はどうやら
小田急線沿線や首都圏から駆けつけた
志の輔さんのファンが大多数のようで
独演会の延長というか、独演会sideBといった印象だ。
志の輔さんの落語が一席だけで、あとは比較的マイナーな芸人さん、
という構成ながら、会のプロデュースの趣旨に賛同して
決して安価とはいえない木戸銭@4000円を支払って
観客席に座っている方々もある意味「あっぱれ」である。
収容キャパシティが400人という、会場のサイズもあっぱれか。
志の輔さんの会はチケットが取りにくいとはいえ、
あまりに広いと出演者との距離感が遠のく。
かといって、例えば収容人数が300人の国立演芸場では、
出演者によっては正直なところ、ちと狭いというのが、
おおかたの演芸ファン共通の認識だろう。

はだかさんは、いつもながら
光沢のあるスーツが細身に似合う。
どうしても「東京タワー」の歌が聞きたくなるのだが、
時事ネタを盛り込んだスタンダップコミックでの勝負。
その心意気、いいじゃないか。

遠峰あこさんを聴くのは私は今回が初めて。
毎日新聞夕刊に掲載された木村万里さんの記事で
あこさんのことを知ったのだが、
振袖に足鈴という、そのいでたちだけでもインパクトがある。
明るい時間を提供しようとする選曲や歌詞、
MCなどなど、その芸人としてのサービス精神もさることながら
矢野顕子さんや山崎バニラさんを連想させるような
高音が歌声のところどころに入ってアクセントになっている。

小出さんはジャグリングを封印してのトーク一本勝負。
寝台特急「富士・はやぶさ」号が九州から東京へと走る様子を、
おしゃべりと効果音、ライト、バルーンを駆使して熱演する。

お仲入りのあと、映画『未来世紀ブラジル』で有名な
ラテン音楽「ブラジル」の出囃子で高座に登場した
袴姿の志の輔さんにひときわ万雷の拍手。
マクラというより、与太話に近い、禁煙にまつわるあれこれと
沖縄での落語会が通算99回になった思い出話をしばし。
前説もなく、落語も1席のみのプログラムとあっては、
これはこれでお客さんの気持ちをならす、貴重な時間なのだろう。
演目は講談でおなじみの「徂徠豆腐」。
講談であれば最後は「情けは人のためならず。
荻生徂徠の出世により、増上寺門前で売られる豆腐は、
以後『徂徠豆腐』と呼ばれ人気を博しました…」
といった大団円を迎えるのだが、
落語版はさにあらず。
志の輔版「徂徠豆腐」は、家事で焼け落ちたお店を
荻生徂徠の出資により再建してもらった
豆腐屋、上総屋七兵衛さんが、
仕事を再開して初めてつくった豆腐を
荻生徂徠の屋敷に届ける場面で終わる。
そこで交わされる言葉が実に心温かく…。
講談で聞きなれていると人情話風の展開には
素直に新鮮な驚きもある。
ところで、この日で禁煙23日目だと言っていた志の輔さん。
終演後に、タバコに火をつける誘惑に負けなかったのだろうか?
 

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