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大西南
講談、寄席、絵画、音楽、芸術一般の記録
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2010年4月3日(土)
講談女伊達 第3回公演
内幸町ホール
木戸銭、前売り@3000円
出演:神田織音、神田京子、田辺一凜、神田きらり、神田あおい

▽コント、神田きらり、神田京子、田辺一凜
▽神田織音 桂小五郎と幾松
▽神田あおい お伽草紙、鉢かつぎ
▽神田京子 カルメン
<お仲入り>
▽リレー講談 神田きらり、神田一凜
 紺屋高尾
▽出演者あいさつ

開演30分前はかなりの強風と強い雨で
地下鉄の駅を出てから会場までの移動は難儀。

モギリは神田すずちゃんと一龍斎貞弥ちゃん。
会場は9割程度、140人前後の入りであったか?
演出上の工夫が随所に見られ、前回のような脱線はなく、
親しみやすさを出すよう努力しているように見受けられた。
プロジェクターの利用は、昇太さんや生志さんの会で見受けられるが
そのあたりにヒントを得たのかな?

あおいちゃんの演目は初めて聞くが、「鉢かつぎ」が
「はちかづき」や「はちかつぎ」が混在して聞こえた気がしたので気になった。
もっとも彼女は一貫して同じ読み方で、私の聞き違いの可能性もある。
帰宅して調べてみると、お伽草紙としては「鉢かづき」が正しいのだそうだ。
なるほど「はちかづき」で良いわけだ。
このあたりは古典をかけるときの聞き手側の難しさだろう。

描写の点では鉢が帽子のように頭に乗っているのか、
顔まで覆っているのか、高座を聞いているだけではちょっとわかりにくかった。
このあたりはもう少し説明があっても良かったように思うが、
会の進行上、織音さんの演目と対比させるために
「顔が見えない」設定にしたかったので
あまり説明してしまうとかえって不都合があったのかもしれない。

京子ちゃんは、はじけすぎというか、突き抜けたというか…。
先代の山陽先生が天に召されたあと、陽子先生門下に移ったころは
カルメンをずいぶん照れくさそうに演じていたのだが、
今となっては堂々としたものである。

お仲入りのときに、後半で高座にかかる恋の演目は何であろうかと想像。
「赤穂義士伝から岡野金右衛門」と「牡丹燈籠」かなと予想したが、
はたして「紺屋高尾」であった。
個人的な印象では、講談というより、
説明部分の長い落語になってしまっていたと受け止めたが、
時間内にまとめる苦労の跡が感じられた。

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