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土曜講談会
2010年4月24日(土)19時
黒門町本牧亭
木戸銭@飲食費のみ
▽神田山緑 お富与三郎、木更津の出会い
お客さんは男ばかり5人。
ネタおろしだったようで、
前半はかなり苦労した様子だったが
中盤でなんとか持ち直した印象。
見守ることもご贔屓のつとめ。
終演後は一献傾けながら
TさんやEさんと芸道談義など。
2010年4月24日(土)13時
黒門町本牧亭
立会い料@1000円
▽三方ケ原軍記、内藤の物見まで
<休憩>
▽大岡政談、てれめんてん、情けの流罪
▽田宮三代記、鉄砲献上
お客さんは25人ほど。
めくりと高座返しは必要ないのだが
お茶子で貞鏡ちゃんと貞橘くんが控える。
貞水先生の三方ケ原軍記は
たいへん勉強になった。
抑えて淡々と読むスタイル、
張り扇は必要なところでのみ
軽く入れていくスタイル、
あれこれ考えながら聞かせていただいた。
2010年4月17日(土)13時
本牧亭新鋭講談会
黒門町本牧亭
木戸銭@2000円
▽宝井琴柑 三方ケ原軍記、内藤三佐衛門物見まで
▽神田阿久鯉 畔倉重四郎(二席目)穀屋平兵衛殺害
▽一龍斎貞橘 荒木又右衛門、奉書試合
▽田辺駿之介 元和三勇士、戸田新八郎浪人
▽田辺一邑 姐己のお百、唐木屋乗り込み
<お仲入り>
▽神田陽司 青龍刀権次、お玉の悪計
▽一龍斎貞山 槍持ち善兵衛、断ち切りの槍
…………………………
東京は遅い積雪のタイ記録。
わたしも早朝は窓を打つみぞれの音で目覚めたが
なんとか10時頃には雨も上がる。
とはいえ早朝の気温が1度では寒さはいかんともしがたい。
お客さんは入れ替わりを含めてざっと15人と低調。
琴柑ちゃんは6月から二つ目昇進で
新鋭講談会は今月をもって卒業。
お疲れさま、おめでとう。
三方ケ原軍記はちょっと力が入っていたかな?
しかし、うまく読もうとしていないところがさすが。
阿久鯉ちゃんは、新宿の神田松鯉の講談を聞く会、
第3回『日日是講日』とのかけもちのため
この日はトップバッター。
貞橘くんは袴姿もりりしく、さらりと軽い読み口。
駿之介くんは、春日部いきがい大学を終えての出演で
高座が繰り下がり。
一邑さんは、預かり弟子が二人入ったことを
さらりと報告。
くわしくは「ぱぱん」の最新号を参照されたし。
陽司くんは脱線がなければいい高座なんだけれど…。
それにしても空色?の青い半襟は斬新すぎる。
貞山先生は貫禄の高座で、会をきりりと締めた。
2010年4月10日(土)
日本講談協会定席
黒門町本牧亭
木戸銭、チラシ割引@2000円
▽神田真紅 伊達家の鬼夫婦
▽神田あっぷる 真田雪村、九度山脱出
▽神田松之丞 三方が原軍記、内藤三左衛門の物見の前まで
▽神田蘭 寛永力士伝、越の海勇三
▽神田山吹 浜野矩随
▽神田茜 五年目の夫婦(落語替り目より)
▽神田愛山 講談私小説、真剣師
<お仲入り>
▽神田紫 曾呂利新左衛門 和歌の指南から柿のご意見まで
▽神田紅 グリーンファーザー、杉山龍丸物語
観客は30人を超え、お膝送り寸前。
真打はそれぞれに味。
カウンターには、杉山龍丸さんの息子さん?からの
花が届いていた。
………………………………………
【苦言】
私は自戒として、ほめ言葉であれ苦情であれ
本人の前で言えないことは
他人に言ったり書いたりしないことにしている。
それが最低限の礼儀ではないかと感じているからだ。
この日は少し気になる前口上がいくつかあった。
前座が読み始める前にあれこれ話すことには反対だし、
二つ目であっても、できうる限り、芸に集中するべきだ。
マクラにならない雑談は言語道断だし、
やれネタの練習がどうだという言い訳も聞き苦しい。
いちばん聞き苦しいのは、師匠の前で言えないようなことを
自虐ネタでもなく、笑いのネタとしてお客さんに話すことだ。
ほんとうはそういう話で客席は笑ってはいけないのだが、
残念ながら数人が笑ってしまい、本人を増長させたキライもある。
あまりに不愉快だったので、
「おまえさんは、いまの台詞を師匠に対しても言えるのか?」と
意見をして会場を後にしようかとも考えたが
それではあまりにも大人気ない。
さりとて、祝儀を渡して食事に連れて行こうとしても
まあついてこないだろうし、仮に話をできたとしても聞く耳を持たないだろう。
真打はリスクを負って自己表現をぶつけているのだから
お客さんの芸人に対する感想は
芸風が合う合わない、好き嫌いで構わないと思う。
しかし、前座、二つ目は「自分はうまい、面白い」と
勘違いしたところで成長を放棄してしまうし、
観客としても、発展途上の芸の実力はさておいて
当人の成長を応援する気持ちがなえてしまう。
天狗は芸の行き止まり。
この言葉に凝縮された真理は重い。
2010年4月3日(土)
講談女伊達 第3回公演
内幸町ホール
木戸銭、前売り@3000円
出演:神田織音、神田京子、田辺一凜、神田きらり、神田あおい
▽コント、神田きらり、神田京子、田辺一凜
▽神田織音 桂小五郎と幾松
▽神田あおい お伽草紙、鉢かつぎ
▽神田京子 カルメン
<お仲入り>
▽リレー講談 神田きらり、神田一凜
紺屋高尾
▽出演者あいさつ
開演30分前はかなりの強風と強い雨で
地下鉄の駅を出てから会場までの移動は難儀。
モギリは神田すずちゃんと一龍斎貞弥ちゃん。
会場は9割程度、140人前後の入りであったか?
演出上の工夫が随所に見られ、前回のような脱線はなく、
親しみやすさを出すよう努力しているように見受けられた。
プロジェクターの利用は、昇太さんや生志さんの会で見受けられるが
そのあたりにヒントを得たのかな?
あおいちゃんの演目は初めて聞くが、「鉢かつぎ」が
「はちかづき」や「はちかつぎ」が混在して聞こえた気がしたので気になった。
もっとも彼女は一貫して同じ読み方で、私の聞き違いの可能性もある。
帰宅して調べてみると、お伽草紙としては「鉢かづき」が正しいのだそうだ。
なるほど「はちかづき」で良いわけだ。
このあたりは古典をかけるときの聞き手側の難しさだろう。
描写の点では鉢が帽子のように頭に乗っているのか、
顔まで覆っているのか、高座を聞いているだけではちょっとわかりにくかった。
このあたりはもう少し説明があっても良かったように思うが、
会の進行上、織音さんの演目と対比させるために
「顔が見えない」設定にしたかったので
あまり説明してしまうとかえって不都合があったのかもしれない。
京子ちゃんは、はじけすぎというか、突き抜けたというか…。
先代の山陽先生が天に召されたあと、陽子先生門下に移ったころは
カルメンをずいぶん照れくさそうに演じていたのだが、
今となっては堂々としたものである。
お仲入りのときに、後半で高座にかかる恋の演目は何であろうかと想像。
「赤穂義士伝から岡野金右衛門」と「牡丹燈籠」かなと予想したが、
はたして「紺屋高尾」であった。
個人的な印象では、講談というより、
説明部分の長い落語になってしまっていたと受け止めたが、
時間内にまとめる苦労の跡が感じられた。
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